はじめに
みなさんはChatGPTのようなAI(人工知能)を使ったことがありますか?
AIは、質問に答えたり、文章を書いたり、絵を作ったりできる、とても便利な道具です。
でも、AIは**「お願いのしかた」**によって、答えが大きく変わります。
例えば…
❌「作文を書いて」
とお願いするより、
⭕「小学5年生の夏休みの思い出を400文字で書いて」
とお願いした方が、ほしい答えが返ってきます。
この**AIへのお願いのしかた(指示の出し方)**を考えることを、
「プロンプトエンジニアリング(Prompt Engineering)」
といいます。
この記事では、小学5年生にもわかるように、プロンプトエンジニアリングについて詳しく説明します。
プロンプトって何?
「プロンプト」とは、
AIに伝えるお願いや質問のことです。
例えば、
- 今日の天気を教えて
- 恐竜について説明して
- 面白い話を作って
- 算数の問題を作って
これらは全部「プロンプト」です。
つまり、
AIへのお願い=プロンプト
なのです。
エンジニアリングって何?
「エンジニアリング」という言葉は少し難しいですね。
簡単にいうと、
工夫して、より良くすること
という意味です。
だから、
プロンプトエンジニアリング
とは、
AIが答えやすいように、お願いのしかたを工夫すること
なのです。
なぜプロンプトが大切なの?
AIは人間の心を読むことができません。
だから、
「何をしてほしいのか」
をできるだけ詳しく教えてあげる必要があります。
例えば、お店で
「パンください。」
と言われても、
- 食パン?
- メロンパン?
- カレーパン?
どれをほしいのか分かりません。
AIも同じです。
悪いプロンプトと良いプロンプト
例①
❌悪い例
「犬について教えて」
AIは、
- 種類?
- 飼い方?
- 歴史?
どれを話せばいいか迷います。
⭕良い例
「小学5年生にも分かるように、犬の種類を3つ紹介してください。」
これならAIは答えやすくなります。
例②
❌悪い例
「作文を書いて」
⭕良い例
「小学5年生向けに「夏休みの思い出」を400文字で書いてください。」
例③
❌悪い例
「クイズ作って」
⭕良い例
「日本の歴史について、小学5年生向けの三択クイズを5問作ってください。」
プロンプトには5つのポイントがある
① 何について?
まずはテーマです。
例
- 恐竜
- 宇宙
- 野球
- AI
② 誰向け?
誰が読むのかを伝えます。
例
- 小学5年生向け
- 中学生向け
- 大人向け
③ どれくらい?
長さを伝えます。
例
- 100文字
- 300文字
- 箇条書き5個
④ どんな形で?
答え方を伝えます。
例
- 表で
- 箇条書きで
- 会話形式で
- クイズ形式で
⑤ どんな言葉で?
やさしい言葉か、難しい言葉かを伝えます。
例
- 小学生にも分かるように
- やさしい日本語で
- 専門用語を使わないで
AIは魔法ではない
AIは何でも知っているように見えますが、
間違えることもあります。
例えば
- 古い情報
- 勘違い
- 作り話を本当のように話す
こともあります。
だから、
AIの答えをそのまま信じるのではなく、本や先生、信頼できる資料でも確かめることが大切です。
プロンプトが上手になるコツ
① できるだけ詳しく書く
❌「説明して」
⭕「小学5年生向けに100文字で説明してください。」
② 条件を書く
例えば
- 箇条書き
- 表
- 5つ紹介
- 200文字以内
などを書きます。
③ 詳しい人になってもらう
例えば
「先生になって」
「歴史博士になって」
「スポーツコーチになって」
などを書くと、AIはその役になって答えてくれます。
④ 何度でも聞き直す
最初の答えが気に入らなければ、
「もっと簡単に」
「もっと詳しく」
「例を入れて」
など追加でお願いできます。
プロンプトを作ってみよう
例えば、
国語の勉強なら
小学5年生向けに、「走れメロス」を200文字でまとめてください。
算数なら
小学5年生向けの割合の問題を5問作ってください。
自由研究なら
夏休みの自由研究におすすめのテーマを10個教えてください。
工作なら
家にある材料だけで作れる工作を紹介してください。
プロンプトエンジニアはどんな仕事?
AIを上手に使うためのプロンプトを考える人を
プロンプトエンジニア
と呼ぶことがあります。
仕事では、
- AIに文章を書かせる
- プログラムを作らせる
- 絵を描かせる
- お客様への返事を考えさせる
など、AIがより役立つように工夫しています。
これからAIがもっと広まると、プロンプトを上手に作れる人はますます活躍するでしょう。
これからの時代に大切な力
昔は、
「パソコンが使える」
ことが大切でした。
今は、
AIを上手に使える力
がとても大切になっています。
その第一歩が
プロンプトエンジニアリング
です。
AIに正しくお願いできれば、
- 勉強
- 調べ学習
- 作文
- アイデア作り
- プログラミング
など、いろいろなことがもっと楽しくなります。
まとめ
プロンプトエンジニアリングとは、
AIに分かりやすくお願いする工夫のことです。
覚えておきたいポイントは次の5つです。
- 何についてお願いするかを書く
- 誰向けかを書く
- 長さを書く
- 答え方を書く
- やさしい言葉かどうかを書く
AIはとても便利ですが、答えがいつも正しいとは限りません。
AIを上手に使うためには、「質問する力」と「考える力」の両方が大切です。
プロンプトエンジアリングを身につけることで、AIは勉強や生活の頼もしいパートナーになってくれるでしょう。
よくある質問(Q&A)
Q1. プロンプトって何ですか?
A. AIに伝える質問やお願いのことです。「〇〇を教えて」「作文を書いて」などがプロンプトです。
Q2. プロンプトエンジニアリングは難しいですか?
A. 難しくありません。「誰向けに」「何を」「どのように」と具体的に伝えることがコツです。
Q3. AIは何でも正しく答えますか?
A. いいえ。間違った情報や古い情報を答えることもあるので、本や先生、信頼できる資料で確認しましょう。
Q4. 子どもでもプロンプトエンジニアリングを学べますか?
A. はい。小学生でもAIへの質問の工夫を覚えれば、勉強や自由研究、作文などに役立てることができます。


コメント