それはアウトプットしないから。
現実はアウトプットでしか変わらないから。
アーサー・ゲイツ博士の研究
1917年、コロンビア大学の
アーサー・ゲイツ博士は
暗唱が記憶に与える影響に
ついて研究をしました。
その研究の題材として紳士録(人名年鑑)が
適していると考え小3から中3までの100人以上の生徒に
読んで暗唱してもらう実験をしました。
読んで暗唱してもらう時間を9分に設定。
「読んで覚える時間」と「暗唱して練習する時間」を
細分化グループ分けしてそれぞれの結果を
比較検証するというものでした。
インプットとアウトプットの黄金比は3:7
読んで覚える(インプット)時間と
暗唱して練習する(アウトプット)時間
の最適な比率、つまり
最高の結果を得られた割合は
読んで覚えるインプットの時間は
全体の約40%でした。
年長クラスになるとその時間は短くなり
約1/3前後という結果になりました。
この割合が崩れると暗唱の精度は
低下しました。
この最適化された配分で練習したグループは
読んで覚えることに全体を費やした
グループよりも30%近く好成績を収めました。
インプットとアウトプットの黄金比は3:7
インプット過剰、アウトプット不足は
インプットしているのに成長しない最大の原因
と考えられます。
本を読んだり、セミナー・講義を受講した時は、
人に話したり、ブログに書いたり、SNSで情報発信
したり、実践するなどアウトプットを実行して
インプットで吸収した知識を身に付けることができます。
学びを成長につなげるためにはアウトプット
という行動は絶対に必要です。
参考図書
『学びを結果に変えるアウトプット大全』(樺沢紫苑著、サンクチュアリ出版)
『脳が認める勉強法』(ベネディクト・キャリー 著/花塚 恵 訳、ダイアモンド社)
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