人生を変えるには運動しかない

自己啓発

人生を変えるいろいろな方法

人生を変えたいと思ったときにネットや本を見ると実に色々な方法が提示されています。

  • 習慣を変える
  • 環境を変える
  • 仕事を変える
  • 人間関係を変える
  • 引越しをする
  • 断捨離をする
  • 日記をつける
  • 見た目を変える
  • 瞑想をする

どれにするか悩んでいるのであれば

まづは運動することをお勧めします。

運動で脳を変える

運動は体を動かすという具体的で実感が湧きやすいので、始めやすく、取り組みやすいと
思います。

運動をすることで脳機能が強化されます。

効果を得られる運動とは

効果を得られるには、それなりの運動量が必要と思うかもしれませんが、1回10分の軽い運動でも
脳は活性化します。

カリフォルニア大学アーバイン校と筑波大学の研究チームによる実験。
最大心拍数の30%程度。固定自転車に座ったり、ゆっくりこいだりする程度の緩い運動を10分間
行った直後に記憶力テストを実施。結果は良く、特に難しい設問ほど良い成績を残した。
軽く体を動かすだけでも、認知学習機能の向上が認められたのです。

まづは1日10分、腕立て伏せ、腹筋、スクワット、ひとつ前の駅で降りて歩く、エレベータを
使わないで階段を使用するなど、できることから始めましょう。

それでも運動が億劫な場合は5秒ルールでさっさと始めましょう。

5秒ルールとは

脳には「自動運転」「非常ブレーキ」という制止命令が備わっていて、良い習慣を新たに
始めにくい仕組みがあります。
「自動運転」とは脳の省エネモードのことで、無意識にできるだけ同じことをしようとします。
「非常ブレーキ」とはいつもと違う行動を起こそうとするときに危険なことと無意識に判断する
ことです。
5秒ルールは、米国のメル・ロビンス氏が考案した、脳の制止命令を突破する優れた手法です。
ロケットの発射シーンから生み出されたもので、5、4、3,2,1とカウントダウンしてゼロまでに
実行するシンプルにして最強のすぐやるメソッドです。
著書の『The 5 Second Rule』(邦題:5秒ルール直感的に行動するためのシンプルな法則) は
100万部のベストセラーとなっています。
5秒ルールはメル・ロビンス氏がTEDで解説されています。YouTubeで視聴できます。

運動で増強される神経伝達物質

【エンドルフィン】

脳内神経伝達物質の一つです。鎮痛効果がありモルヒネと同じような作用をします。
また、高揚感、多幸感をもたらすため脳内麻薬とも呼ばれます。

エンドルフィンの効果

集中力が増す、記憶力が増強する、生産性が向上することが期待できます。

エンドルフィンを出す運動

ちょっときつめの有酸素運動(ウオーキングなど)。

有酸素運動とは

大量の酸素を使用することにより、体脂肪を分解してエネルギー源とする長時間運動。
ジョギング、早歩き、ウオーキング、サイクリング、水泳、エアロビクス、ダンス、縄跳び、
踏み台昇降、もも上げ運動、ハーフスクワット、ステッパー運動などがあります。

【セロトニン】

「セロトニン」は「ノルアドレナリン」や「ドーパミン」と並び三大神経伝達物質と呼ばれて
います。精神を安定させる役割があり、不足するとストレス耐性が低下し、感情をコントロール
できなくなり抑うつ症状を引き起こします。睡眠、記憶にも関係しています。

セロトニンの効果

気持ち、感情をコントロールして精神を安定させる。ストレスに強くなり、幸せを感じやすく
なります。

セロトニンを出す運動

規則正しいリズミカルな軽い運動、ウォーキング、スクワット、太極拳、ストレッチ、
深呼吸など。

【ドーパミン】

心地よい、気持ちよいと感じた時に分泌される、快楽に関係する脳内神経伝達物質です。
また、意欲、モチベーションにも深く関わりがあります。

ドーパミンの効果

ポジティブ思考でやる気が出て意欲的になる。
集中力がUPする。
うれしい、楽しいという幸福感に満たされる。

ドーパミンを出す運動

ランニング、ジョギング、ウォーキング、早歩き、エアロビクス、サイクリング、水泳、
縄跳び、踏み台昇降などの有酸素運動。

運動で増強される内因性カンナビノイド

【内因性カンナビノイド】

カンナビノイドとは麻の成分で、104種類に及ぶ生理活性物質の総称です。
内因性カンナビノイドは体内で分泌されるカンナビノイドのことです。
全身の細胞を調和させ、体調をバランスよく調節する機能があります。
認知、記憶、運動、鎮痛、感情、および睡眠、免疫など、さまざまな役割を果たしている
ことが解明されています。

内因性カンナビノイドの効果

生命体の恒常性維持。
心理的に心が安定し、明るくなり、幸福感が増し、社交不安が
緩和され、人と一緒にいることが楽しくなり、社会的に人とのつながりや連帯感を感じやすく
なることも明らかにされています。

内因性カンナビノイドを出す運動

30分のウォーキングや全力疾走では効果はなく、ジョギングで血中濃度が3倍になることが、
わかっています。
ジョギング以外でも、心拍数が上がり、継続的に行う、ややきつめの運動を20分間行うことで効果を期待できます。
近年、ランナーズハイに深く影響があることが解明されています

まとめ

運動することで脳に構造的変化をもたらします。
脳の構造的変化は心の変化をもたらします。
それは、心理的、社会的変化をもたらします。

心が変われば、態度が変わる

態度が変われば、行動が変わる

行動が変われば、習慣が変わる

習慣が変われば、人格が変わる

人格が変われば、運命が変わる

運命が変われば、人生が変わる

ヒンズー教の教え

さあ、今から体を動かしましょう!

参考

『スタンフォード式人生を変える運動の科学』
(ケリー・マクゴニガル著:大和書房)

大原薬品工業
セロトニンってなぁに

プレジデントオンライン
1日10分で脳が活性化! 「ユル体操」のすすめ

EMIRA
軽い運動で記憶力UP! 脳と運動の密接な関係とは

Tarzan
『SPARK』著者・レイティ博士が、2021年に考える「脳と運動の関係」

NIKKEI STYLE
うつを作る「じわじわストレス」 脳内物質に異変

ヘルスケアマガジン
五月病をふきとばせ! 幸せホルモン「セロトニン」を増やす方法

パラサポWEB
運動で頭がよくなる? 最新脳科学が解き明かした、運動と脳の意外な関係

Women&s Health
筋トレやランニングをして幸福度をUP! 運動で分泌される“幸せホルモン“の種類と効果”
幸福度を上げたい!運動で分泌される「幸せホルモン」の種類と効果【医師監修】

VapeMania
化学の成績が2でもわかる、エンドカンナビノイドシステム ( ECS )とは? 

朝日新聞GLOBE+
ほんの10分の軽い運動でも、脳は活性化する

Trello
ドーパミンを増やしてモチベーションを上げる方法

公益財団法人テルモ生命科学振興財団
中高生と“いのちの不思議”を考える─生命科学DOKIDOKI研究室
第13回 | フクロウ博士の森の教室 シリーズ2 脳の不思議を考えよう

科学研究費助成事業研究成果報告書
研究課題名 幸福感と身体の機能的関連の解明━疾患予防と健康維持の観点から━

STUDY HACKER
エンドルフィンの効果を仕事・勉強で活かす5つの方法

医療法人社団 平成医会
ドーパミンを増やすことで得られるメリット

MC-ナースネット
幸せホルモン「セロトニン」を増やしてストレスに強くなる方法

医療法人 横山クリニック 横山内科
ちょっときつめのウォーキングで心身のストレスを解消

公益財団法人 長寿科学振興財団
トレーニング:有酸素運動とは

スポーツクラブ ルネサンス
有酸素運動の効果とは?
初心者におすすめの家でもできる運動

ボディメイクラボ
ダイエットをするなら、有酸素運動を取り入れよう!

日本臨床カンナビノイド学会
ドーパミンの効果と増やし方とは?ドーパミンが出ても幸せにならないって本当?

マイナビニュース
5秒ルールとは? やる気を高めるたった1つの簡単な方法

Web活用術
メルロビンスの5秒ルールとは?やる気が出て人生が変わる理由とコツ

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